2005年08月23日21:22宙組観劇感想
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「炎に口づけを」 ネタバレあります。 
観てない人はたぶん訳分かんないかと。
あと無条件にキムシン贔屓の発言があるかもしれません。
作品に対してはあんまりいいこと言ってません。ご了承下さい。



群衆芝居とは聞いていたけど、幕開けからすごい。
赤い十字が印象的な衣装を付けた家臣がずらーーー。
誰が誰かわかんねー。 下級生ファンの人かわいそう…。
コロス芝居は好きだが、何故かこの芝居のコロスの使い方には芯を感じない。
効果的じゃないんだよな。
生徒本人達は非常によくやっているし、数がいるから迫力は出るけど。
たぶんキムシンの技術の問題。すみません偉そうに。
一つの価値観のもとに人間が集まったときに生まれる集団洗脳というか、
そういうのはすごく感じる。
「奴らは人間じゃない」を疑いなく口にできる人達。
だけど彼らは決して特別では、なくむしろ自分に近いと感じる。
宗教って何だ?
何かを信じる、支えとする、支えられることに自分の存在を確認し安心する。
だから何か異質なものが現れたとき困惑する。
自分の存在理由を根源から叩かれ、失いそうになる不安。
それは自己そのものの消滅に繋がるのではないかという恐れから、
本能的に自己防衛として「排除」という考えに辿り着く。
異宗教対立に発展する。
結局人間は弱いってことか?自分一人じゃ自分を信じることさえ出来ないって事か?
自分を納得させるために無理矢理理論づけてみた(宗教を持ってる方怒らないでね)
そんなことを観劇中に考えていたら、寿さんの冒頭の語りを一部聞き逃して超焦った。
とりあえず役についてや、ツッコミを思いつくままに。
・ルーナ伯爵@ガイチ登場。
見るからに悪そうで美しい… 歌い出したらもう惚れるしかない。
超いい声…。 お願い辞めないで……!!(号泣)
・そんな伯爵に耳元で長々と歌われても心揺るがないレオノーラ@花總。
マンリーコへの愛の深さに頭が下がります。
・ルーナ伯爵、私ならいつでも…(黙れ)
・マンリーコ・タカオ登場。噂のタキシード仮面!!まさしくタキシード仮面!!
セラムン世代は吹き出したに違いない。私は吹いた。
・「おっれーたちーはーきらーいじゃーないー♪」この歌好き。
音楽よかった。甲斐先生すごい。
・装置もよかった。太田先生すごい。
・照明もすごいよかった!
普段照明注目しないのにいいって気付くぐらいよかった。
・ジプシーのパリア@タニ。かっこいい〜。可愛い〜。
個人的にはドレッドじゃなくて、ボサボサロン毛が似合うと思う。
・マンリーコ母の一樹さん、息子溺愛っぷりさいこう。狂気じみてて最高。
・修道女と家臣勢揃いのシーン。下級生ファンの人かわいそう再び…。でも見た目迫力だなあ。
・森で結ばれたマンリーコとレオノーラ。 ていうか、
お花様が脱いだ……
あんなあからさまな事後表現初めてだよ。素肌に布一枚って……。
肩出し、鎖骨出しって…。そこが冷えないように普通布巻きますから!!
個人的にはマンリーコにも布一枚になって欲しいかと……。 
・鎖で縛られるタカオさんっていいね…。
・タニの「ジーザスって誰だあ!」の叫びに心臓鷲掴みされた。 ・「全ての人に救いをって言ったらはりつけにされた男だろ!」とか格好良すぎてもう息も絶え絶え。 ・「宗教で人を差別する前に〜〜〜〜♪」で一気に萎え〜…。木村さん…頼みますよぉ…。そういうひねりのないストレート過ぎる球は宝塚じゃなくても観客冷めますって。 ・まあ、ここではパリオの台詞全部がタニを通したキムシンの主張なんですがね…。 ・あなたの素晴らしい主張はショーの後に講演会としてやりなさいよ。(密かに激しく希望) ・ジプシー達が歌いながら…銃口の前に自ら…次々と…。 ・牢獄の親子シーン。いいね。いろいろ王家がフラッシュバックするけど。 ・マンリーコに逃げてと懇願するレオノーラ。なのに勝手に勘違いで逆ギレって!!タカオさんそりゃないよ!!彼女あんたのために伯爵に唇あげたんだよ!毒も飲んだんだよ!(泣) ・大砲台が回転してはりつけ台に。やっぱ大田先生すげー。宝塚にそんな金のかかるもの作らせちゃうなんて。 ・ひもで縛られるタカオさんもいいね…(そういう趣味ですか?) ・しかし処刑のシーンであそこまで「ジーザスの死」を強調しなくても…。今まで見てきた流れからすると浮いてる気がするかも。「マンリーコの姿は皮肉にもジーザスの死に際そのものだった」と、プログラムにあるけど、やりすぎてて皮肉になってない。でも、画面としては凄く美しい。息を飲むくらい美しい。何も考えずに見たら本当に絵画のように美しい。 こんな感じです。とりあえず友達にはすすめられないなあ。ショーがなかったらリピートも厳しい。王家、スサノオ、今回と観てきたけど、宗教、政治、思想とかに対して、興味は無くとも知識を持って臨んだ方が観やすいだろうなと思った。どこぞの知識ある劇評家からしたら「甘い」らしいですが。その劇評家のように「壮絶な失敗作」とまでは言わないが、壮絶な木村的作品というか…。スサノオの主題を宗教問題に変えて、王家の「愛」の部分をだいぶ薄めた感じ。木村さんいわく、「ありきたりな理想では据えられない人の心の奥底に潜むもの」(プログラムより抜粋) を描いた作品だそうです。確かにそう思って観ればまた違うものが見えるかも知れない。 プログラムと言えば、今回木村先生はコメントの一行目に、「愛と平和、『ラブ&ピース』について書いてみます」 ラ、ラ、ラ、ラブあんどピース……! みなさん、ちょっと想像してみて下さいよ。あの丸い頭で丸い眼鏡のキムシンが、輝く笑顔で「ラブ&ピース☆」って言ってるところを! 森でリスに出会ったような気分になりませんか?(ならねーよ) ああもう!可愛い!愛おしい!わずかに毛が生えてるところをジョリジョリ撫でたい。24時間テレビに出たらいい。その後の文章もかなりいいこと書いてる。今回の作品より面白い(おい) 疲れたのでショーの感想はまた後日。

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