2007年03月25日20:37新生星組

一昨日じつは映画を中止して星組初日を観ちゃった人です。
まさかサバキがあるとは。いちかばちか賭けてみてよかった。
大劇場の初日に行くのなんて初めてです。
あの熱気はすごい…。ルパンも熱かったけど、
こっちは人数が違うからさらに体感温度が…。
トウコさん、アスカちゃんの大劇場お披露目という事もあるし、
いろんな人の様々な思いがこもったオーラが見えそうなくらい、
濃い濃い、空間でした。
そんな空気にあてられて私も興奮したのか、ずっと身体が熱かったです。
家帰ったら風邪で本当に熱出てたけど★
そら熱いわな。
息苦しいのは明石に恋してるからだと本気で思ってた(笑)
そんなわけで、二日遅れですが、熱が出るほど楽しかった初日のメモ。



〜さくら〜
和物のショーってどうもしっとりしすぎて、あまり得意ではなかったんですが、
これはそんな私でも観やすいショーでした。
和物ショーだけどノリが洋物というか。
さくらと言うタイトルどおり舞台一面に桜が咲いていたり、
とにかく視覚的にすごく綺麗でした。
トウコさんがこれまた美しい。
桜の木の陰から白い手だけをすっと出して、花びらを落とす場面がるのでが、
その手が色っぽい色っぽい…。
コメディ要素もあって、かなり面白かったです。
一番印象に残ったのは雛人形VS五月人形の場面。
お内裏様(チエさん)が
「ひな祭りが終わったら暗い箱の中に戻される〜〜俺そんなの嫌だ〜〜!!」とだだをこねて、
「五月人形のやつらが出て来なければずっとひな祭りだ☆」と。
お内裏様見た目すっごい格好いいのに言ってる事が馬鹿丸出しです…。
チエさん似合うなあ、そういうの<コラ
雛人形を引き連れて反乱起こして、五月人形を箱から出られないように閉じこめちゃいます。
いろいろドタバタがあった末、
最終的におひな様(アスカ)と武者人形(トウコ)さんが恋に落ちるという、
前代未聞の大不倫物語ですね(´ー`)
涼さんが桃太郎、ゆかりさんが神武天皇、関羽と張飛が和明石。
トウコさん以外はそれぞれの名前が書かれた扉付きの箱に閉じこめられるのですが、
トウコさんだけは扉なし。丸見えの箱監禁プレイ(;゚∀゚)=3
姫のお披露目だもんね。なんかしらプレイは必要だよね★
個人的には和明石が一つの箱の中に二人というのも気になります…。
でも顎ひげ男が二人なので、ビジュアル的にそんなに萌えません。
どう考えても大人しく閉じこめられてるわけないと思うんだけど。
雄叫びを上げながら箱ぶち壊しそう。特に張飛の人が。
神武天皇のゆかりさんは美しすぎてやばい。
絶対五月人形達のアイドルだと思う。顎髭男あたりに変なことされてないか心配です。
そんなこんなで、
新生星組がいよいよ輝きだしたという感じです。
今までのようなごまかしもなくチエさんが完全二番手格として定着しています。
これでいいと思う。私はチエさんも涼さんもしいさんも好きだ。
初舞台生も、星組のみんなもキラキラしてます。
その眩しさが私は嬉しかったです。

〜シークレット・ハンター〜
カリブを舞台に繰り広げられる楽しい楽しいラブコメディだったと思います。
2重3重のシークレットに包まれて、最後に明かされる真実とは…!
そんな感じ。
会場の空気がますます濃くなっていました。
この日を長い間待ち続けた多くの人がいたと思います。
その喜びが拍手となって、言葉にならない声となって、大劇場を埋めていました。
トウアスが本当にトップなんだなあって、ただ感動しました。
このお芝居はとにかくツボが多すぎて、
児玉先生は本当にヅカファンだなと。いい仕事しすぎ。

でねでねでね、私がとにかく言いたいのは、

しいさんがかっこよすぎて死にそう。

え?何あの鬼畜っぷり!?
プロの殺し屋で、通称「男爵」
設定からして萌え死にしそう。
シルクハットとステッキ、優雅な身のこなしと紳士な言葉遣い。
でもステッキにはナイフ仕込み。
「美しい物こそ殺す価値がある」という彼の狂気じみた価値観。

太陽のような笑顔、日だまりのような暖かさ、でも瞳の奥に潜む確かな闇と孤独。

これが私が勝手に抱いてるしいさんのイメージ、というか理想?妄想?
そんな私の妄想が服着て歩いてたんです、舞台の上で。
殺し屋男爵。
鬼畜紳士。
ただの男爵でも、紳士でもいけない。そんなしいさんはいつも見てきたし物足りなかった。
そう足りなかった物は「闇」なんです。心のナイフなんです。
これこそ私が望んでいたしい様なんです。
児玉先生本当にありがとう。感謝しきれない。
あまりにも私のツボすぎて、しばらく立ち直れそうにないです。
共感は貰えなくてもいい。私はああいうしいさんが見たかったんだ。
男爵に会うためだけに通えます、この公演。
男爵に殺され隊<美しくないから無理

で話を戻して、その他メモ。
・ゆかりさんが眼鏡。銀縁眼鏡。犯罪です。
・チエさんがトウコさんの頭撫でた…!身長差テクニック…。
・和くんのベリーショートやっと拝めました!!!
えっと……もんちっち…。
かっこいいもんちっちでした。
マシンガンを乱れ撃ちしててもヘタレに見えるのはさすがだと思う。
・アスカが超お転婆で強くて可愛い。
「ついてらっしゃい、タグ」と、颯爽と歩く姿には胸キュンが止まらない。
ギャンブルに強いなんてさらに惚れちゃう。
・神父の恰好で回し蹴りをしてた明石。見事な回し蹴りだった。
明石に近づくために私も回し蹴り練習する<どういうファン?
・トウコさんは本当に芸達者だなあ…。
・客席から大勢が登場するシーンがあって、明石が止まるポイントは最前列センターブロックの一番上手。
そんな所座れるわけねーじゃん……。とちょっと凹む。
でも私が居た一階後方上手のセンター寄りは沿線上に明石がいることが多く、
オペラグラス越しに目が合うという錯覚が非常に起こりやすいです。
下手すると5秒くらい見つめ合ってます。そういう意味でおいしい。

他にも相当笑ったりツボだったりしたはずですが、
熱のせいか、記憶力低下のせいかよく覚えてません…。
明石ばっかり見すぎて周りが見れてないのが反省点です。
私本当に今腑抜けちゃってるんですよあいつに。
もう、自分ダメダメなんです。
俺、駄目人間でーす★
こんな自分を昔の自分が見たら、本気の説教されると思う。
無意識に一人に集中しすぎて舞台全体を見られないというのは、
初見では避けようといつも気をつけているんですが、
今回は完全に忘れてました。
観劇の仕方は人それぞれで、自分が楽しいようにやればいいとは思うんです。
ただ、「無意識」っていうのが自分的に嫌なんです。
自分の行動は常に意識的なものであってほしいんですよ。
今までの自分のリズムというものがあって、観劇の仕方も応援のスタンスも、
それから逸れる事があまりないヅカファン人生だったんだけど、
明石の事になるとリズムが狂いっぱなしなんです。もう半年以上経ったっていうのに。
そういう自分に戸惑う事が多いんですね。こんな自分知らないって。
なんであんな奴にこんなに翻弄されてるのか。
ウザくてちょっとかっこよくて可愛いだけじゃないか!
子供みたいに楽しそうに踊ってるだけなのに!
少ない台詞を力みすぎて、一生懸命感丸出しなだけなのに!
明石のくせに、パーマのくせに。・゚・(ノД`)・゚・。
熱があったからいつもより理性が外れて、素直なオペラ行動とっちゃったんだと思う。
次回の観劇ではもっと冷静になる努力をしたいです。

CSで流れたので、みなさん既に知ってるかと思いますが、
トウコさんが挨拶の時涙で声を詰まらせていました。
「夢は叶わなくても、叶える努力が大事」
「いろんな人に支えられてここまで来れた。
道のりはまだ長いけど、頑張って行きたい」
「夢を叶える努力をしましょう」
私事ですが、4月から社会人になることが決定して、
もうすぐ新しい環境の中に飛び込んで行く今の状況にあって、
トウコさんのシンプルな飾らない言葉が、やけに真っ直ぐに胸に響きました。
頑張ろう、って思いました。
涙を堪えながら言葉一つ一つを大事に紡ぎ出すトウコさんの姿は素敵だった。
そんなトウコさんを見つめる他の人達もいい顔してた。
初日おめでとう。
新しい星組は歩み出したばかり。私なりに暖かく見守って行きたいです。

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この記事へのコメント

1. Posted by にしきラブ   2007年03月25日 21:16
鬼畜紳士とモンチッチ表現、気に入ってもらえたみたいで良かったです(笑)
しいさまの鬼畜紳士っぷりが楽しみでしかたなーい!
スミレ色の衣装でステッキをもって……素晴らしい萌えキャラだね☆
2. Posted by まさちか   2007年03月29日 23:53
>にしきラブさん
鬼畜紳士以上にしいさんを正しく表現してる単語は今のところないよ(笑)
和くんのアレは、もんちっちだと思って見るとそうとしか見えないね。
男爵が東京に上陸する日を楽しみに☆

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